ミラノサローネ レポート Corian®CABANA CLUB  #2: Mexican Bedroom (メキシカンベッドルーム)/English Study(イングリッシュスタディー)

イタリアのライフマガジン「Cabana Magazine」とコラボレーションし、Maximalism(マキシマリズム)の世界を表現した世界最大級のデザインイベント“Milan Design Week(ミラノ デザインウィーク)”でのコーリアン®の展示。前回ご紹介した巨大な入口とミステリアスなトンネルを抜けると、そこには7つの異なる世界感を表現したキャビンを中心に、コーリアン®が空間で果たすことできる役割やその可能性を体感することのできる空間が広がります。

今回ご紹介するのは、この7つのキャビンのうち二つ。
まずは、イタリアのファッションデザイナーAntonio Marrasのデザインしたキャビン” Mexican Bedroom (メキシカンベッドルーム)”です。

メキシコの現代絵画を代表する画家であり、民族芸術の第一人者としても数えられるFrida Kahlo (フリーダ・カーロ)の「I paint flowers so they will not die」という言葉にインスピレーションを受けたこの部屋は、色鮮やかなキンポウゲやサクラソウ、クチナシ、バラなど多くの野草が飾られ、コーリアン®で制作されたキャビンのサイドパネルや壁面に飾られた棚も、とてもカラフルです。

特にキャビンのサイドパネル(両壁)は、全てコーリアン®を象嵌加工で組み合わせて制作されており、とても美しく、一枚の絵画のようにも見えます。

また、ベットフレームもコーリアン®製。こちらも繊細な彫りが施されており、コーリアン®の加工性の高さがうかがえる作品となっています。

詳しい展示の情報はこちらのプレスリリース(英語)もご覧ください。
また次回のトピックスでは、さらに二つにキャビンをご紹介いたします。
ぜひお楽しみに。

About Cabana:
2014年、Martina Mondadori SartogoとChristoph Radlにより設立されたマガジンで、革新的でタイムレスなインテリア空間やそのアイディアを紹介する。

MEXICAN BEDROOM:
Styled by Antonio Marras (*1) in collaboration with Paolo Bazzani
Corian®加工協力 Hasenkopf Industrie Manufaktur

ENGLISH STUDY:
Styled by Ashley Hicks (*2)
Corian®加工協力 Hasenkopf industrie Manufaktur

*1 Antonio Marras(アントニオ・マラス):
サルジニア島アルゲーロ出身のイタリアのファッションデザイナー。1987年にRoma Fasion Houseでプレタポルテコレクションを発表、1996年にはローマでオートクチュールも発表している。その繊細な手仕事と故郷サルジニア島を誇りに思いそこからインスピレーションを得たデザインは好評を博し、その後、1999年にはミラノでもプレタポルテコレクションを発表する。さまざまなコレクションを発表しながらも、サルジニア島アルゲーロにあるスデザインタジオで手仕事による作品制作を続けている。2003年からは、Kenzo fashion houseのアートディレクターを務めるなど、現在も、アルゲーロ、ミラノ、パリを中心に活躍を続ける。
www.antoniomarras.com www.instagram.com/antoniomarrasofficial
*2 Ashley Hicks (アシュリー・ヒックス):
インテリア、家具、テキスタイルデザイナー。1963年生まれ。ロンドンの英国建築協会付属建築学校で学ぶ。父である著名なインテリアデザイナー”David Hicks(デイビット・ヒックス)“のもとで経験を積み、その後、1997年に自身初となる家具コレクション”Jantar Mantar“を発表する。2002年には著書”Design Alchemy”を発行。他にも父”David Hicks”の人生やキャリアを書いた“A life of Design”など多数の著書をもつ。
www.ashleyhicks.com www.instagram.com/ashleyhicks
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