人工大理石のキッチンカウンターは補修ができるのですか?

人工大理石は大きく分けて、ポリエステル系とアクリル系の2種類あります。

アクリル系の人工大理石であるコーリアン®は傷やカケの部分を補修することができます。

 

小さな傷は研磨することで落とせます。具体的な研磨のやり方は、こちらの「●気になる傷は……」の項目をご覧ください。ただし、濃い色やつや出し加工をしてあるものは、磨いてしまうと白く目立つため、購入先にご相談ください。

 

研磨では落とせない大きな傷も、埋め木(うめき)補修というやり方で補修が可能です。これも購入先にご相談ください。

実際の補修の方法を簡単に説明すると、傷の部分をくりぬき、そこに同じ柄のコーリアン®を埋め込んで、専用の接着剤で接着するというやり方です。

 

専用の接着剤を使えば、どこを直したか、ほとんど分からないような仕上がりになります。方向性のある柄は元の柄と合わせることができないので、新しく補修で埋めた部分が目立ちやすくなる場合はありますが、それでも、段差や隙間ができることはありません。

 

補修箇所に機械や手が入らないような場合など、補修ができないケースも稀にありますが、ほとんどの傷やカケ、ヒビは小規模な補修で直せるのが、コーリアン®のメリットです。そのため、長くお使いいただくことができます。

 

ポリエステル系の人工大理石の場合は、研磨すると汚れが染み込みやすくなってしまいます。そのため、磨いて傷を落とす補修はおすすめできません。また、大きな傷やヒビができた場合は埋め木補修のようなことができないため、天板ごと取り替えるかたちになります。

種類によって、補修できるかどうかが異なりますので、まずは素材を確かめてみてください。

 

 

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