2020.11.19 色のもつチカラ

こんにちは。少しご無沙汰してしまいました。

今年も残すところあと1か月ちょっと。私個人としては、大きな変化の波に乗り切れず、押し流されてきた感もありますが、

来年はしっかり自分の足で立って、進むべき方向を定めていきたいと思っています。

 

押し流されながらも、今年の秋から「色彩自然学」なるものをオンラインで学び始めました。

 

ゲーテやユング、空海そして神話など、先人たちの説をもとに、色彩を心理学的にとらえるための知識です。皆さんも「色彩には、間違いなく人の心を動かす何かがある」ということは実感として持っていらっしゃるのではないでしょうか。

昆虫や動物にも色彩を認識することはできるそうですが、これだけ多くの「色を見る目」さらには「色を感じる心」を与えられているのは人間だけです。先人たちが辿り着いたのは、「生命の一つ一つがその生命を表現するつまり、生きるためにはどうしても色彩が必要である。」ということでした。

明度や彩度という私たちが定めた科学的なものの、もっと奥にある自然の本質を色彩を通してとらえ、それを人間の心理や精神にかかわるものとして学びます。

 

実は3原色にはちゃんと3つでなくてはいけない意味や価値が、自然界にあるそうです。

光と闇、陰陽、男女、明暗、乾燥と湿気、上下、S極とN極など、この世界には2つの極が至る所に与えられています。
その2極の象徴が、黄と青にあたります。
そして自然では、その対極がまったく離れたまま終わることはないそうです。通い合う力があるといいます。
この対立物を結合するチカラの象徴が赤にあたります。
通い合う力、結合する力が働くことで、私たち自然の生命が途絶えることなく、多様な進化を遂げてきたとされています。

 

3原色は自然のチカラを象徴する色だそうです。

光のもっともそばに現れる明かりの黄色

闇のもっともそばに現れる翳りの青色。

それら対極にある2つを結びつけ、多様な可能性を切り開く力、赤色。

どんな自然物も、この3つの色のチカラをかりて描くことができます。

それを実感するために、皆さんも是非、ちょっと気分転換に描いてみてください!

「木とそれに伴う風景」をこの3色で。大地から小さな芽が出て、それが大木に成長していく様子。

3色だけでこんなにも表現することが楽しいなんて。なんだか癒し効果もあるような。

自然学のお話からは、ちょっとこじつけな感じもしますが…

コーリアン®は人間が工場で作り出すものですが、自然の草花や木との相性もとても良いのです。

 

コーリアン®が出来るまで“コーリアン®レポート”はこちら

https://corian-pro.biz/report/fuji/01/

   

ヘーゼルナッツⅡやセージブラッシュⅡのように植物に由来する色名のコーリアン®もあります。

  

カラー一覧はこちら

https://corian-pro.biz/colors/

 

昨今注目されているバイオフィリックデザインも、色彩自然学に通ずるところがあるのかもしれません。

コーリアン®は天然素材ではありません。だからこそ、その機能と独特な風合いが、使う人にとってストレスの無い、サスティナブルな癒しの空間づくりのお役にたつと信じています。

色彩自然学については、私の知識がもう少し深まったら、改めてご紹介したいと思いますので、お楽しみに。

 

YS