【コーリアン®と匠たち_Vol.1】 コーリアン®でつくるプロダクトが完成するまで(3)

「ソリッドな白」だけじゃない、ユニークな色柄を使いこなそう

キッチンやインテリアなど、住宅領域で活躍している濱田さんにとって、コーリアン®は常に身近な存在。今回使用したシルバーリニア、ドミノテラッツォをはじめ、個性的な柄が増えたコーリアン®のラインナップについてもお話をうかがってみました。

 

柄ごとの特性をよく知れば、デザインの幅も広がる

「コーリアン®というと、“ソリッドな白”のイメージでインプットされている人が意外に多いと思います。その印象が根強くて、実は個性のある色柄が増えていることに、これまであまり興味を持たれていなかったかもしれないですね」と濱田さん。ところが今年、色柄が102種類に増え、これまでにないユニークな柄なども加わったことで、改めてコーリアン®という素材に注目する人もいるのでは、とのこと。また、流れ模様や自然素材のような模様の場合、同じカラーであってもシートによって微妙に柄の出方が違うことや、シートのどの部分、どの方向でカットするかによって、小口の模様がまったく異なることも、面白いと感じるそう。

「そういう多様性のある素材として、使い手が認識するようになって、たとえば木を扱うように、コーリアン®の柄ごとの特性を熟知した上で、それを生かすデザインができれば、もっとユニークなアイデアが生まれると思いますよ」。

 

 

インテリアの中で使うなら、異素材との組み合わせで

濱田さんは、ノエルスでコーリアン®と異素材を組み合わせたデザインを提案していますが、コーリアン®という素材が、天板や造作のカンターなどに単体で使われるだけでなく、アレンジ次第でもっとインテリアの中で幅広く使われる可能性を秘めているのではないか、という気持ちが発想の源にあったそうです。

「今回は、ドミノテラッツォ、シルバーリニアの2色にスチール、ウッドという異素材を組み合わせましたが、柄によって、それぞれに合う素材があると思います。何を組み合わせるか、というのが難しいところですが、サンプルを見て、ああでもない、こうでもないと考えるのは楽しい作業です」。濱田さんのように、まだ見ぬデザインを求めて試行錯誤を重ねるデザイナーの頭の中のアイデアと、コーリアン®の持つさまざまな個性が出会い、呼応することで、新しいデザインの可能性が広がっていくのかもしれません。

手で触れた時に感じる独特の質感もコーリアン®の魅力のひとつ。冷たさや硬さを感じさせず、人肌に馴染むようなその心地よさからも、インテリア素材として注目を集めています。

コーリアン®の実物や施工事例はコーリアン®ショールームでもご覧いただけます。

 

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