コーリアン®は医療施設で求められる設計要件も満たせる素材です。
手術室や検査室、病室、待合室や受付など、あらゆる部屋でお使いいただけます。特設サイト「 バーチャル病院ツアー」では病院内での活用事例をご紹介しています(表記は英語です、日本国内では法律上、利用できない事例も含みますのでご注意ください)。
高い衛生基準を満たす安全な素材
耐薬品性があり、血液や試薬などの汚れも染み込まず、大抵の汚れは水拭きで落とせます。専用の接着剤を使えば汚れの入り込む継ぎ目もできません。忙しい病院のスタッフにとって、メンテナンスのしやすさは重要です。
正しくお手入れしていただければ、カビの繁殖も防ぐことができます。
ヨーロッパではLGAの衛生基準に合格しています(DIN EN ISO 846の抗菌性に関する基準)。
カリフォルニア大学附属病院アーバイン画像センター内の棚とワークトップ。フィリップス社の検査室内環境システム「Ambient Experience(アンビエントエクスペリエンス)」にコーリアン®のグレイシアホワイトが組み込まれた。Baumgartfoto/Sterling Surfaces
患者や家族に安心感を与える素材
病院では安全面や衛生性と同じくらいに、そこで過ごす患者や家族、スタッフにとっての心地よさも重要です。
ロビーやレストラン、カフェなど、患者や家族がくつろぐスペースでは、コーリアン®を使った曲線的なデザインが安心感を与えてくれるでしょう。カラフルなコーリアン®は幼い子どもたちの心も和ませてくれるはずです。
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「ヘルスケアカタログ」
世界共通のヘルスケアカタログを以下リンクよりご覧いただけます(表記は英語です、日本国内では法律上、利用できない事例も含みますのでご注意ください)。
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コンセプト展示「2020年の診察室」
(コーリアン®デザインスタジオ)
2020年の病室 は、ニューヨークにある米国デュポン社のショールームのコンセプト展示のひとつです。
患者がより良いケアを受けられ、診療にあたる医師や看護婦などのスタッフ業務が最適化できる、次世代型の外来診療施設をデザインしました。
いくつかのエリアのうち、病室エリアでは院内感染を予防し、患者が過ごしやすくするためのテクノロジーをとり入れたユニットをつくりました。
このユニットの詳細図作成とコーリアン®の加工を担当したのはEvans & Paul社です。
病室ユニットの設計のポイントはいくつかありますが、まず素材は基本的二コーリアン®を使うこととしました。これは汚れが染み込まず、適切なメンテナンスによりバクテリアや細菌の繁殖を防ぐことができるためです。
また、院内感染を防ぐために、次のような工夫をしました。
- ベッドの上をおおうカバーは、壁から天井までをシームレスに加工
- カバーは全体に角をつくらず、すべて丸みを帯びたディテールに
- 手すりの根元には金具をつけずに壁に取り付け
- ADAの基準に適合した洗面。中に手すりを設置
- シャワーブース入り口付近の床にはInfinity Drain社の見切り材を使用
- ベッドサイドにはコンピューターが使えるカウンターを設置
表面がフラットなキーボード「Cleankeys®」を採用 - 壁にはTRUFIG社の取り付けキットを使い、医療用のガス、電気、スイッチやデジタル端末を設置
- バクテリアの繁殖を抑えるため、ファブリックにはMilliken社の「Biosmart®」のような抗菌素材を使用