色も素材も設備も自由に選べるオーダーキッチンメーカーのリブレ。
使う人の好きなものやこだわりを丁寧に形にしている同社の多彩な施工例を見ると、「キッチン、はこんなに自由でいいのか」と驚くことだろう。
2017年4月に3台の新しいキッチンを追加してリニューアルした宮崎本社ショールームでも、同社の提案の幅広さを実感することができる。
まず、ショールームの中でも、そのサイズと重厚感で目を引いているのが、框付きの扉デザインでクラシックな装いのL字形+アイランドキッチン。深のみあるブラックの扉はナラ材で、同社が開発した墨汁による染色仕上げだ。
「木目を生かした黒の扉材を作りたいと考え、新技術の開発に取り組んできました。表面だけの塗装ではなく、漆器のように墨汁を塗り込んで、深い色合いをだしながら、木の質感も生かす方法を完成させました」と同社代表取締役社長の東郷彰氏。
ワークトップにはプライベートコレクションのタンブウィールドを採用して、エレガントな雰囲気に。扉の存在感にひけをとらないよう、アイランドキッチンはタンブルウィードに黒いラインの入ったデザインで、ワークトップに72㎜の厚みを持たせてゴージャスな印象を演出。
堂々たる存在感のL字形+アイランドキッチン。「タンブルウィードはやわらかな色合いに透明感のあるクランチが入っていて、高級感もありますね」と東郷氏。
もう1台は、コンパクトでモダン、ディテールはシンプルな仕上げながら、ワークトップとカウンターテーブルを一体化させるなど、特徴あるデザインのアイランドキッチン。
ナチュラルな木目の扉材とプライベートコレクションの濃色のアースを採用したワークトップという、コントラストの効いた組み合わせも新鮮だ。
ワークトップの厚さは24㎜に抑え、スタイリッシュなインテリアともコーディネートしやすそうなキッチンだ。
アースを採用したアイランドキッチンは、モダンデザインの家具のような佇まい。
3台目の新作は、サクラの扉材とモンタナポーラーホワイトのワークトップを組み合わせたナチュラルな雰囲気で温もりのあるアイランドキッチン。
40㎜の厚さにデザインされたワークトップは、キッチンのサイドまでつながるゲート型でボリュームのあるデザインだが、モンタナポーラーホワイトの透明感とアールをとった角仕上げがやわらかさも演出。
折りたのたみ式のカウンターテーブルには、子どもが上にのっても重量に耐えられる頑丈な金具を採用。家電を含め、ものが見えない収納キャビネットなど、子育て世代にもうれしい提案が詰まっている。
サクラの木目が美しいキッチンには、モンタナポーラーホワイトのワークトップが採用されている。
「コーリアン®の最大の利点は、木材と同じように自社工場で加工ができることと、重厚感ややわらかさなど幅広い表現が可能なことです。今後はさらに高級感や仕上げの方法のある加工を開発したいと考えています」と東郷氏。
同社の自由な発想とあくなき探究心が、コーリアン®で実現できる表現の幅を、さらに押し広げてくれることだろう。
●社名 リブレ株式会社
http://www.libre-kitchen.com/
●所在地 宮崎県北諸県郡三股町蓼池3628-3
TEL : 0986-52-6850