最新の美容医療を提供するベルギーのIUVENTUクリニックの改修プロジェクト
The IUVENTU Clinic (ベルギー,ブリュッセル) の改装では、コーリアン®のグレイシアホワイトとグレイシアアイスを使った家具がつくられた。壁から床につながる部分もLEDを組み込んだコーリアン®で仕上げられている。企画;ALOMAR-Design、写真提供:Modeco

ハイエンドなファッションブランドのブティックが並ぶ高級ショッピング街のルイーズ通りの外れにある、ブリュッセルのIUVENTUクリニック。クリニックの院長であるHaidar Cooremans医師はエントランスの内装を、皮膚の再生に関する最新の治療を行なっている同院にふさわしいものに変える必要性を感じていた。

クリニックの改修を手がけたのは、ALOMARデザインスタジオ。
デザイナーのFeras ALOMAR氏は待合室と受付を含む40㎡のスペースのいたるところにコーリアン®を使った。床、壁、机、引き戸、収納と、あらゆる箇所をコーリアン®で覆ったのは、素材のクリーンな見た目を通じて、患者の“完璧な皮膚”のイメージを喚起させるため。

成長途中の若々しい肌をイメージさせる、ピュアな純白の、グレイシアホワイトとグレイシアアイスを使った。加工性の高さを生かし、訪れた患者に驚きとともに待合室のコンセプトを再びイメージさせるために、さまざなま形をつくりあげた。

「この空間にドラマチックな効果を演出したかった。果てしなく続き、流れるイメージを作り出すために同じ色を使った。まるで、一つの石でつくられているかのように彫刻的に感じられる、これがコーリアン®を使うメリットだと感じている」とALOMAR氏は言う。

The IUVENTU Clinic (ベルギー,ブリュッセル) の改装では、コーリアン®のグレイシアホワイトとグレイシアアイスを使った家具がつくられた。壁から床につながる部分もLEDを組み込んだコーリアン®で仕上げられている。企画;ALOMAR-Design、写真提供:Modeco

ドア脇の柱部分の途中にある、剥がれているようなデザインは皮膚が再生される様子を表現したもの。

白一色でミニマルなインテリアの単調さをブレイクするため、コーリアン®製パネルを差し込むチャンネルをつくり、室内をLED照明を使ったモジュールとした。受付でカラースキームを変えることで、1日のなかで違った雰囲気を演出することができる。モジュールはコマンドで何百パターンもの色合いを生み出す。
この光の線が部屋に広がっていく様子から再生のイメージを想起させたかったという。

6メートルに及ぶ、流れるようなシェルフの下にはLED照明の装置を埋め込んである。シェルフの片方の端でには傘立てとしても使えるよう、筒状のパーツをとりつけた。

The IUVENTU Clinic (ベルギー,ブリュッセル) の改装では、コーリアン®のグレイシアホワイトとグレイシアアイスを使った家具がつくられた。壁から床につながる部分もLEDを組み込んだコーリアン®で仕上げられている。企画;ALOMAR-Design、写真提供:Modeco

床は従前は白のエポキシが使われていたが、ALOMAR氏は日常的に多くの患者が出入りすることを考慮し、傷や摩耗に強く、メンテナンスもしやすいコーリアン®を選択した。イメージした通りの形を再現できる加工性も評価された。

加工を手がけたのは、この手のプロジェクトの経験が豊富なベルギーのモデコ社。

5mに及ぶカウンターユニットは、床と花のようにカーブしたユニットの端部を統合しているように見える。スリムな外観だが、カウンタートップの下には配線スペースを備えている。

The IUVENTU Clinic (ベルギー,ブリュッセル) の改装では、コーリアン®のグレイシアホワイトとグレイシアアイスを使った家具がつくられた。壁から床につながる部分もLEDを組み込んだコーリアン®で仕上げられている。企画;ALOMAR-Design、写真提供:Modeco

 

机のすぐ後ろにある柱もコーリアン®で覆われ、ここにはコーブ照明と新しく作られた引き出しや棚が設けられた。既存のものを生かしながら、新たなデザインや機能を与えることができることを示す好例だ。