空間の印象に変化をもたらす ミニマルデザインのプランター

デザイン家具の販売から空間デザインまで手がけるインテリアリーディングカンパニーである「リグナ」が、コーリアン®でつくるミニマルなプランターを開発。2017 年6月に行われた「住スタイルTOKYO2017」で、オリジナル家具ブランド「REMBASSY/レンバシー」の新作とともに展示された。さまざまな大きさのプランターにはデュポンプライベートコレクションの個性ある5色が採用された。

「コーリアン®を使って何か新しい提案をしようということになり、弊社のコーディネート提案には欠かせないグリーンと組み合わせるプランターを企画しました」と話してくださったのは、リグナの仲野俊生氏。
「コーリアン®の特性や加工性については、以前からよく知っていましたが、どちらかというと店舗などで大きな什器に使う素材という印象でした。では、インテリアとして用いるには、どんな形がいいのかな、と考えました」。

 そこで、仲野氏が提案したのが、『点在するコーリアン®』だった。「いろいろなところに、いろいろな表情の、かたまり感のあるコーリアン®が存在するという空間をつくってみたいと考えました。表情の強いカラーを選んだことで、これに負けないグリーンが必要だ、とさらにイメージも広がり、コーディネート提案の新たな切り口になるのでは、という期待もありました」。

 デュポンプライベートコレクションの使用時に、デザイナーの方が気にされるのは、施工した際や製品化した際の柄の見え方や印象について。仲野氏は、小さく使うことで、どの程度、新鮮な印象を保てるかが心配だったそう。

「完成してみると、期待以上の存在感でした。表と裏の出かたが違うところも、面白いと思います。プランターの内側に、計算されていないワイルドな柄がちょっと見えている、というのと、遊び心と考えてデザインしました」。

 自然界からインスピレーションを得て、その世界観を独特な色柄で表現しているデュポンプライベートコレクションについてうかがうと、「たとえるなら麒麟や龍といった空想上の生き物。溶け込んでいるように見えて、どこか違和がある存在。自然の中に見え隠れする、強さやぎ良いところをぎゅっと凝縮して製品化しているから、小さくてもパワーがあるのだと思います。いい意味で空間をかき混ぜる存在になる素材ですね」とのこと。
展示されたプランターは商品化の検討段階だが、ポイントを絞った使用でも思った効果が得られることを実感し、活用のアイデアも広がったそう。「サイドテーブルや小物など、手の触れるところにも使いたい素材です。これをコーリアン®でつくるのか、といった、意外な使い方にも挑戦してみたいです」と、次の展開も楽しみなお話を聞かせてくださった。
 

 


●展示 「住スタイルTOKYO2017」
●開催期間 2017年6 月8 日(木)~ 11日(日)

●デザイン・開発 リグナ株式会社 http://www.rigna.com/
●デュポンコーリアン® 加工協力 株式会社エイペクス

 

※プランターについてのお問い合わせ 
TEL:03-6222-0761(リグナ株式会社)

 

よく似た利用シーン